一気嗄声―BusterTK's Blog

僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる

シーズン8アナ考察

どうも。引き続きOWの記事です。今日はアナについて考えていきたいと思います。
現在アナは非常に厳しい立場にあるヒーローです。overbuffの統計によると全レート帯で他ヒーラーに比べて勝率が低く、マーシーの弱体化でやや差は縮まったもののいまだに勝率最下位を独走している状態です。

 

では、なぜ弱いのでしょうか。自分もシーズン7より1度も使っていませんが使わない理由を考えてみました。

 

1、モイラの台頭
アナに代わって地位を確立しているのがモイラです。モイラは制限こそありますが最大で1秒あたり155と高い回復量をたたき出せることとULTの回転率の良さによりアナよりも更にタンクとの相性が良いヒーローとなりました。アナの回復力も悪くはないのですがモイラの左手による回復が複数ヒールできてしまうことを考えるとわざわざピックする必要はないかなと思います。

 

2、D.Vaとの相性の悪さはアナもモイラも同じ
しかし、モイラにも1つ問題があります。現在猛威を振るっているD.Vaとの相性の悪さです。モイラのオーブはヒール・ダメージ両方ともD.Vaのディフェンスマトリクスに消されてしまいます。とはいえ、残念ながらこれはアナにも言えることでアナはグレネード・スリープダーツ・通常攻撃と全ての行動がディフェンスマトリクスの前に無力化されてしまいます。以前に比べればマトリクスは持続時間が短くなりましたが、大事な場面でなかったことにされてしまうのは厳しいものがあります。

 

3、偉大なる移動スキル、偉大なる自己回復
更にモイラがアナに勝っている点として挙げられるのが無敵移動スキルと自己回復です。トレーサーのものと違い自分である程度自由に移動先を決められるフェードはフランカーに絡まれた際の脱出手段として非常に有効です。また、マーシーやゼニと違い自動回復はありませんが射程が非常に長い右手での攻撃で自己回復が可能な点もアナを上回っています。

 

4、ルシオの弱体化
アナとの相性が良いとされているルシオの弱体化もアナが弱い原因の1つでしょう。以前のルシオはヒール及びスピードブーストの範囲が非常に広く、チームとしては最後尾に陣取ることが多いアナにも届いていました。しかし、弱体化によってルシオのヒール範囲が狭まったことでアナはより前線に陣取らなくてはルシオの恩恵を受けられず、前線にいる分狙われやすくなってしまいました。そして、何よりもアナで前に陣取るぐらいならモイラでいいのではという問題が付きまといます。

 

5、唯一の光明はロードホッグとの相性の良さとヒールの射程範囲
このままだとアナを否定したまま終わるのでアナが機能する場面を考えてみましょう。アナとモイラの間で最も差が出るのは対ロードホッグでしょう。モイラはロードホッグに対して何もすることができませんが、アナはグレネードでホッグの回復を一定時間止めスリープダーツでフックされた味方を助けることが出来ます。また、ヒールの届く範囲についても射線さえ通ればアナの圧勝です。開けたマップであればアナでもまだ戦うことができるでしょう。

 

以上アナについて考察しました。他ヒーラーと異なり圧倒的にAIMなどFPS的スキルを要求されるヒーローでありながら現状それに見合った力を出せていないような気がします。今後の環境変化と修正次第でまた使えるヒーローになるでしょう。

 

今日はこの辺で。